動脈硬化の予防と治療薬

動脈硬化症とは、文字どおり「動脈がかたくなる」こと。動脈がかたくなると、その特性であるしなやかさが失われるため、血液をうまく送り出せず、心臓に負担をかけてしまいます。

動脈硬化が進行すると、日本人の死因の主な原因である心疾患(狭心症、心筋梗塞など)や脳血管疾患(脳卒中、脳梗塞、脳出血など)を引き起こす恐れがあります。動脈硬化に対する知識を知ることで、動脈硬化を予防しましょう。

ちなみに、動脈硬化は、英語では「arteriosclerosis」、フランス語で「arteriosclerose」、中国語で「動脈硬化」と呼びます。

運動
肥満は動脈硬化の進行を早めるので、食べすぎに気をつけるとともに、日ごろから体を動かすことが大切です。ウォーキングや軽いジョギングを毎日続けると中性脂肪が減り、善玉コレステロールが増え、動脈硬化に対する予防的、あるいは治療的な効果があります。運動は高血圧や糖尿病の予防にもなります。

薬物治療
動脈硬化の薬物治療としては、コレステロールを低下させる薬剤が最も重要です。最近は、HMG‐CoA還元酵素阻害薬のような、確実にコレステロールを低下させる薬剤が広く使われています。また、血管が詰まるのを防ぐために、抗血小板薬も用いられます。高血圧や糖尿病、高尿酸血症に対する薬物治療も大切です。

外科的治療
粥腫で血管内腔が狭くなっている場合には、バイパス手術やカテーテルによる血管拡張療法で血流を回復する治療も行われます。